自由な働き方の代表例がノマドワーカー

近年注目されている自由な働き方ができる職種の代表例が、ノマドワーカーと呼ばれる人たちです。ノマドワーカーの「ノマド」は、「遊牧民」という意味を指します。ITが発達してからというもの、ノートパソコンが一台あればそれで仕事が済ませられるという人が増えてきています。そうした人たちは、まるで遊牧民のようにノートパソコン片手に様々な場所で仕事をしているのです。自宅で仕事をする場合もあれば、図書館や喫茶店、果ては公園などでも仕事をしている人を見かけることもあるでしょう。場所を選ばないという意味において自由で、その上、働く時間も選びません。

一日の中で出社をする時間も決まっていないために、好きな時間に起きて、好きなだけ仕事ができるのです。ストレスが溜まりにくく、プライベートも充実するということで、若い人たちの憧れ的な存在にまでなっているのがノマドワーカーなのです。しかし、ノマドワーカーになるためには、ある程度のスキルがないといけないとも言われています。中途半端なスキルしか持たずにノマドワーカーになってしまうと、年収の額が驚くほど低くなってしまうのです。他の人ができないようなレベルの仕事がこなせないなら、こうした働き方で満足行く収入を得ることは難しいかもしれません。

しかし、収入源を一つに絞る必要はないとも考えられます。複数の仕事を掛け持ちするなど工夫をすれば、スキルが足りていない人でもノマドワーカーとして人並みの年収を稼ぎ出すことは不可能ではありません。ノマドワーカーには共働きでそれほど稼がなくてもいい人や、家賃収入や配当収入を持つ人が多いという特徴もあるようです。